佐賀県永松農園「れんこん」
佐賀県の永松農園に伺いました。
永松農園は佐賀県白石地区で30町の畑を有し、年間530tのれんこんを出荷しております。
「今年は台風などの影響も無く、出荷量も安定。気象に左右されず安定した量を安定的に供給出来るように日々努めています。」
そう語るのは担当の永松敬祥(ひろよし)さん。(写真左上)
佐賀県白石町の特産品である“しろいしれんこん”
有明海を包み込むように広がる白石平野は、長年の干拓によって広がった農地で【重粘土質】という独特の土壌の中で、食物が育つ為に必要な ミネラルを多く含み、糸引きが良く「ホクホク・モチモチ」とした食感の美味しいれんこんが育ちます。
れんこん畑は一年中水を張った状態なので、水を入れる前の最初の土づくりをしっかり行う事が重要。
完熟牛糞堆肥を中心に土壌作りを行い、畑に水を入れ、3月中旬~5月上旬:定植・7月中旬~翌年5月中旬頃まで収穫を行います。
収穫は機械の水圧を利用して土を削り、一つ一つ手作業で水田の中かられんこんを掘り起こしていきます。
畑は年を重ねるごとに水の深さが深くなっていくので、10年近い畑になると水の深さは腰のあたりにまで達します。収穫は水につかって作業をしなければ ならないため、とても重労働。
「夏は日差しが強く暑くて汗びっしょりとなり、冬は水が冷たい為、長時間労働の収穫は出来ません。また、れんこんが折れたり傷ついたりしないように、 収穫に使う機会は畑の深さや土の固さによって水圧や進むスピードを変えて作業します。収穫日は長年の経験と勘が必要。れんこん作りが難しいと言われるのは収穫が難しいからなのです」
掘り起こされたれんこんは加工場に運ばれ、一つ一つ手作業で根っこを取り、泥を付けて選別をし、計量・箱詰めをして出荷されます。
泥はれんこんの酸化を防ぎ、鮮度を保つ重要な役割を持っている為、泥の付きが足りない所は箱詰め後、はけをつかってしっかり泥付けされます。
「多い時には一日700~800箱作業する事も。折れたり傷がつかないように、根取り・泥つけ作業も一つ一つ手作業で行います。」
長年培われてきた経験と熟練の技によって作られる「永松農園“しろいしれんこん”」
手間暇惜しまず丁寧に作られた永松農園の美味しいれんこんは、生協の共同購入でお求めいただけます。